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下殿

げでん
名詞
1
標準
leaving the palace
文例 · 用例
後年の「大」西郷が心萎えて月照を抱いて入水するほど、しかく絶望的な大反動期だったが、この入水に立会った朗らかな志士平野国臣は、月照遺品を携えて京都に潜行するや、とたんに、この基礎的組織網の一端をたぐって、するすると安全な地下殿堂にもぐりこんだ。
服部之総 志士と経済 青空文庫
御姓名が丹下殿で丹下流――いや、これはおもしろい。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
「勝抜きの森氏を破ったうえは、すなわち丹下殿が一の勝者かと存じまする」 宵闇はひときわ濃く、曙の里に夜が来た。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
下殿へもよろしく伝えられたい」「ごめん」 と源十郎が歩き出したとき、さっき帰って来たものの、自分の名を耳にしてはいりかねていたお艶が栄三郎の真身に感きわまったものか、花びらのように転びこんで、白い腕が栄三郎の首にすがったかと思うと、ことばもなく顔を男の胸にうずめて…… そのさまに、こりゃたまらぬ!
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
心得ましてござりまする、何かは存じませねど、かの丹下殿とはわたくしも別懇のあいだがら……殿のおことばがなくとも、必要とあらばいつにても助勢を繰り出すべきところ――しかも、お眼にとまってわたくしどもへ御芳声をいただき、軍之助一門、身にあまる栄誉に存じまする」「うむ。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
い、いかにも丹下殿の仰せらるるとおり――」 といつになくどもって答えると、その口つきに左膳は、主君大膳亮を思い出したらしく、「……さぞお待ち兼ねのことであろう、いや、なんかと手間どり申しわけござらぬ」 珍しく四角ばった言葉になりながら、「アア乾雲が夜泣きをする!
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
「――丹下殿、乾雲丸をお所持になったか?
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
「しからば丹下殿、あとを――」「心得申した、一時も早く!
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
天皇が下殿する際、多くの人々が頭を垂れて見送った。
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下殿の儀式は、厳かに執り行われた。
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平安時代の貴族は、滅多に御所から下殿しなかった。
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