瑣
瑣
名詞
標準
文例 · 用例
かの定律詩の詩學で定められた韻律の種種なる方則、即ち平仄律、語格律、語數律、反覆律、同韻重疊律、押韻頭脚律、押韻尾脚律、行數比聯律、重聯對比律等の煩瑣なる押韻方程式も、畢竟「拍子の樣樣なる樣式」即ち音韻や詩形の周期的な反覆運動を原則としたる者に外ならぬ。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
然るに出版書店の方で時日を迫り、版畫職工との煩瑣な交渉を嫌つた爲、止むを得ず有り合せの繪端書を銅版にして代用した。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
ボードレエル 都會生活の自由さは、人と人との間に、何の煩瑣な交渉もなく、その上にまた人人が、都會を背景にするところの、樂しい群集を形づくつて居ることである。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
前の例に於て、阿弗利加の内地や熱帯の孤島を詩的と考えるのは、煩瑣な社会制度に悩まされて、機械や煤煙やのために神経衰弱となってるところの、一般文明人の主観である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
何故に我々は、今日尚アカデミックな詩学を有し、韻律学の煩瑣な拘束を持っているのか。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
たとえば浪漫派や象徴派の詩人等は、概して自由主義の立場に居り、詩学上の煩瑣な拘束を嫌っていた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
しかもこの定形律は、韻文として極めて大まかのものであって、一般外国の詩に見るような、煩瑣な詩学上の法則がない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
ボードレエル 都会生活の自由さは、人と人との間に、何の煩瑣な交渉もなく、その上にまた人人が、都会を背景にするところの、楽しい群集を形づくつて居ることである。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫