壁代
かべしろ
名詞
標準
curtain separating a central room from the aisles around it (in palatial-style architecture)
文例 · 用例
板敷の間に床畳を設けた室で、几帳御厨子の餝、壁代の絵なども皆古代のもので、倫の人の住居ではなかった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
屏風も壁代の幕も皆新しい物で装らわれた。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
邸の修理をさせ、勝ち気な御息所が旧態を保たせていたとはいうものの、行き届かない所のあった家の中を、みがき出したように美しくして、壁代、屏風、几帳、帳台、昼の座席なども最も高雅な、洗練された趣味で製作させるように命じてあった。
— 夕霧二 『源氏物語』 青空文庫
金閣や銀閣の、立面図の案出せられた時代、さう言ふ建て物の内部を整へる壁代・調度の類を作り出す異常な俊才も、輩出してゐたのである。
— 折口信夫 『文芸の力 時代の力』 青空文庫
壁代のやうな焔を後にして、娘の肩に縋つてゐるのは、堀河の御邸に繋いであつた、あの良秀と諢名のある、猿だつたのでございますから。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
大殿祭祝詞註の所謂、室清めの産飯説も、葺草壁代の霊とする説も、尚合理臭い。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
壁と言ふよりは、壁代であつた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
その壁代に張りついたやうに坐つて居る女、先から※嗽一つせぬ靜けさである。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の寝殿造りでは、壁代が空間を優雅に仕切っていた。
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壁代は季節によって異なる文様のものに取り替えられたという。
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高貴な人々が座る場所は、壁代で囲まれた奥まった空間であった。
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ウィキペディア
壁代(かべしろ)とは、日本の貴族の家において目隠しの目的で用いた帳。
出典: 壁代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0