診
しん
名詞
標準
文例 · 用例
「家畜診察所」とある大字のわきに小さく「病畜入院の求めに応じ候」と書いてある。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
そこが病畜診察所兼薬局らしい。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
何時の間にか、眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると、云うことが皆同じである、曰く進行近視眼、曰く眼底充血、最後に当時最も雷名ありし、井上達也氏に見て貰うと、卒直なる同氏はいう、君の眼は瀬戸物にひびが入った様なものじゃ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
当区内の鵞口瘡は此六日を以て悉皆主治したとの話をした十二日 午前警視庁の巡回獣医来る 健康診断のためである。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
冷然たる医者は一、二語簡単な挨拶をしながら診察にかかった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
しかし診察は無造作であった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
聴診器を三、四か所胸にあてがってみた後、瞳を見、眼瞼を見、それから形ばかりに人工呼吸を試み注射をした。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
この一語は診察の終わりであった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫