人間臭い
にんげんくさい
形容詞
標準
human-like
文例 · 用例
気象輪講会は何となく上品にのんびりしていたし、地球物理輪講会は生真面目でしかも家族的な気分であったが、地理の輪講会には何となく物々しい人間臭い気分があった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
雪の夜の銀座はいつもの人間臭いほこりっぽい現実性を失って、なんとなくおとぎ話を思わせるような幻想的な雰囲気に包まれる。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
鼻の頭にくっついたのを吹き飛ばそうとするところは少し人間臭いが、尻に膠着したのを取ろうとしてきりきり舞いをするあたりなど実におもしろい。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
博士は、吹矢があまりに人間臭い人間にかわって応接室に坐っているのを見て愕いた。
— 海野十三 『生きている腸』 青空文庫
ジヨコンダの笑ひは人間臭いが、この仏様の笑ひは天人の笑ひである。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
栖鳳が人間臭い生活はそれとしてやって、画布に向った時は一種の芸術的境地とも言うべき雰囲気の中に入って花だの蛙だの鹿だのというものを画いてゆくのと、例えば藤村、秋声の作品とは大いに違ったところがある。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
右はすべて外国語の「さようなら」だが、その何れにも(また逢う日まで)とか(神が汝の為にあれ)との祈りや願いを同時に意味し、日本の「さようなら」のもつ諦観的な語感とは比較にならぬほど人間臭いし明るくもある。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
毛布が馬鹿に人間臭い。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は見た目は無骨だが、時に見せる人間臭い優しさが人々を惹きつけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の描くキャラクターは、完璧ではないが故に人間臭くて魅力的だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「あの店長、たまに冗談を言って、人間臭い一面を見せるよね。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash