二つ折り
ふたつおり
名詞-の形容詞
標準
folded in half
文例 · 用例
その襟巻を行儀よく二つ折りにした折り目に他方の端をさし込んだその端がしわ一つなくきちんとそろって結び文の端のように、おたいこ結びの帯の端のように斜めに胸の上に現われていた。
— 寺田寅彦 『俳諧瑣談』 青空文庫
こゝでちよいと皆様に説明しなければならないのは、美智子の室に可成大きな二つ折りの金屏風があることなのです。
— 牧野信一 『嘆きの孔雀』 青空文庫
私はすぐに事務所へ知らせようと思って、ひょいと枕のとこを見ると、古代|更紗の二つ折りのクッションの間から、紙切れの端が見えるもんですから、何だろうと思って抜き出してみると、今朝の日付の小切手なんです。
— 平林初之輔 『アパートの殺人』 青空文庫
蝮は山ばかりでなく、里にもたくさん棲んでいるが、馴れている者は手拭をしごいて二つ折りにして、わざとその前に突きつけると、蝮は怒ってたちまちにその手拭にかみつく。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
半紙二つ折りの横綴の古帳に、事細かく、當時流行つた御家流の書體で達者に書きしるしてある。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
『御隱居御存生の中の御咄あらまし覺書』として、やはり前のものと同じやうな半紙二つ折りの横とぢの古帳であるが、それには、『右の日、子供は酒の一番火入、われら見世番にて隙に候間、覺書いたし候――源十郎五十三歳記す』 とある。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
夜になると大きい父のテーブルの上に、その時分の子供の目にはいかにも綺麗で明るいニッケルの台ランプを灯し、雁皮を横に二つ折りにたたんで綴じたのへ、細筆で細かくロンドンにいる父への手紙を書いていた母の横顔は、なんと白くふっくりとしていただろう。
— 宮本百合子 『母』 青空文庫
手は手、足は足と縛って、鶏のように二つ折りに押し込んであるのだ。
— 牧逸馬 『生きている戦死者』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はお気に入りの二つ折りの革財布を、何年も大切に使い続けている。
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会議の資料は、カバンに入れやすいように二つ折りにして持ち帰った。
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送られてきた招待状は、綺麗な和紙が二つ折りにされた上品なものだった。
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