雑志
ざっし
名詞
標準
文例 · 用例
柳里恭の「雲萍雑志」のうちに、こんな話がある。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
(独醒雑志) 紅衣の尼僧 唐の宰相の賈耽が朝よりしりぞいて自邸に帰ると、急に上東門の番卒を召して、厳重に言い渡した。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
柳里恭の『雲萍雑志』のうちに、こんな話がある。
— 岡本綺堂 『温泉雑記』 青空文庫
張公文潜の『明道雑志』にいわく、鶏|能く晨を司る事経伝に見われて以て至論と為す、しかれどもいまだ必ずしも然らざるなり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「曲亭の燕石雑志なんぞにありゃしないか、あれは物識りだから」と言ってみたが、あいにく、ここにはその燕石雑志もない、三才|図会もない、どうも、この牛売リ損ネタ実例の出典に思い悩んでみても当りがつかないのであります。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「燕石雑志」には、「鎌倉将軍の時に穢多の長を長吏と云ひけり」とあるも確かな出所を知らぬ。
— 喜田貞吉 『長吏名称考』 青空文庫
駿国雑志という書物に載せている話は、昔ある家の乳母が主人の子を抱いてこの池の傍に来た時に、その子供が咳をして大そう苦しがるので、水をくんで飲ませようと思って、下に置いてちょっと目を放すと、その間に子供は苦しみのあまり、転げて池に落ちて死んでしまった。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
たとへば近頃読んで見た駿国雑志でも、静岡附近には名木の糸桜がある寺院が幾つもあり、江戸でも上野の護国院、芝の増上寺を始めとし、大きなしだれ桜のあつたといふ寺が、六七ヶ所も列挙せられて居た。
— 柳田國男 『信濃桜の話』 青空文庫