早着
そうちゃく
名詞
標準
文例 · 用例
しかし時間が來れば動かぬわけにいかない只だ人車鐵道さへ終れば最早着ゐたも同樣と其を力に箱に入ると中等は我等二人ぎり廣いのは難有いが二|時間半を無言の行は恐れ入ると思つて居ると、巡査が二人入つて來た。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
よって、上述したところを綜合すれば、易介の死は依然午後一時前後であって、彼がいかにして甲冑を着したかという点にも、北条流吊具足早着之法などの陣中心得は、無論この場合問題ではない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
古ぼけた記憶の中に目覚ましい幾つかの太陽があつた、僕の両肩に耳朶とスレスレの軌道を縫ふて忙しく明滅し、取り留めのない毎日が、同じ処に幾日を重ねて来たか、今日と昨日の識別も最早着かない混乱が続いた。
— 坂口安吾 『海の霧』 青空文庫
もうもう来世は金輪際、兵隊にはなるめえぜ」 翌日からは、朝は遅く、夕は早着き。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫