気腔
きくう
名詞
標準
air space
文例 · 用例
孕の鼻の陰に泊っている帆前船の舷燈の青い光が、大きくうねっている。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
柏の木大王がきこえないふりをして大きくうなずきました。
— 宮沢賢治 『かしわばやしの夜』 青空文庫
柏の木大王がきこえないふりをして大きくうなづきました。
— 宮沢賢治 『かしはばやしの夜』 青空文庫
僕がええ、あばれませんからと云ったときはおじさんはもうずうっと向うへ行っていてそのマントのひろいせなかが見えていた、僕がそう云ってもただ大きくうなずいただけなんだ。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
次長は大きくうなずきました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
ところが、その反対に、役に立たないものとか、みにくいものなどは、はっきりと大きくうつって、しかもそれが、いっそうひどくなるというわけです。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
あのわるい鏡には、ふしぎな力があって、なんでも大きく美しいものは、小さくみにくく見えるのに、わるい、いやなものは、はっきりと大きくうつって、物のわるいところばかりが、すぐに目につくのでしたね。
— ――七つのお話からできている物語―― 『雪の女王』 青空文庫
門の裏側の若蔦の群は扉を横匍ひに匍ひ進み、崎と崎にせかれて、その間に干潮を急ぐ海流の形のやうでもあり、大きくうねりを見せて動いてゐる潮のやうでもある。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
作例 · 標準
植物の葉には、光合成に必要な気体の交換を助ける気腔がある。
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この素材は内部に多数の気腔を持つため、断熱性に優れている。
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鳥の骨には気腔が多く、それが体を軽くしている一因だ。
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