霊共
れいとも
名詞
標準
文例 · 用例
「美しい幽霊共じゃ。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
又、我々は死者の霊と、昨夜一晩戦い続け、竟に死霊共は負けて、暗い夜(そこが彼等の住居である)へと逃げて行かねばならなかったのだと。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
おかしいのは、シャクの方でも(あるいは、シャクに宿る霊共の方でも)多くの聞き手を期待するようになったことである。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
夜、闇の中を跳梁するリル、その雌のリリツ、疫病をふり撒くナムタル、死者の霊エティンム、誘拐者ラバス等、数知れぬ悪霊共がアッシリヤの空に充ち満ちている。
— 中島敦 『文字禍』 青空文庫
ボルシッパなる明智の神ナブウの召使いたもう文字の精霊共の恐しい力を、イシュディ・ナブよ、君はまだ知らぬとみえるな。
— 中島敦 『文字禍』 青空文庫
かゝる時の亡霊共の迷惑思ひやらる。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
その意地悪い抑留を蒙った亡霊共は、この洲崎のほとりに集まって、昼は消えつ夜は燃え出して、港へ帰る船でも見つけようものならば、恨めしい声を出して、それを呼びとめるから、海に慣れた船頭漁師もおぞけをふるって、一斉に櫓を急がせて逃げて帰るという話。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
) 闇の女幽霊共。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫