隋唐
ずいとう
名詞
標準
文例 · 用例
素『医心方』は巣元方の『病源候論』を経とし、隋唐の方書百余家を緯として作ったもので、その引用する所にして、支那において佚亡したものが少くない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
然るに隋唐経籍志に就いて検すれば、佚亡の書の甚多いことが知られる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし隋唐の世には、此の如き異議あるにも拘らず、孔伝が鄭注と並び行はれた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
(鉄囲山叢談) 古御所 洛陽の御所は隋唐五代の故宮である。
— 異聞総録・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
聖徳太子は、天成の御英才を以て、第三十三代|推古天皇の摂政となり給うたが、仏教思想と共に、鋭意隋唐の文物諸制度を輸入することに努力し給うた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
」関野博士と木乃伊7・27(夕) 工学博士関野貞氏は、古代建築専攻の学者で、近頃は支那に派遣せられて大同府の千仏山や、洛陽の龍門や、または支那五獄の随一と言はれる嵩山あたりまで出掛けて往つて、古物といふ古物は何一つ残さず捜し廻つて、「どうしても北魏隋唐となると、芸の冴え方が違つてるから偉い。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
後周は、一度刑名律なる名称を復したけれども、隋唐以来清朝に至るまで、皆北斉の例に倣って、刑法の通則を名例律の中に置いたから、法例という題号は久しく絶えたのであった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
我邦においても、古律は隋唐の律を模範として、名例律という称を用い、また維新の際に編成した「新律綱領」もその編首に名例律を置いたのであった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫