出挙
すいこ異読 すいきょ・しゅっきょ
名詞
標準
loan with interest made to farmers
文例 · 用例
「珠洲郡より発船して治布に還りし時、長浜湾に泊てて、月光を仰ぎ見て作れる歌一首」という題詞と、「右件の歌詞は、春の出挙に依りて諸郡を巡行す。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
左注の「出挙」は春、官の稲を貸すこと。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
租稲はもとより正税出挙の出納までが、ことごとく何束何把をもって計算せられたのは、穎すなわち稲の穂の運搬と貯蔵とが、普通であった証拠である。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪らしく教えているのではないかという気がする。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
疲れやすいこと欠伸をしたいことなどは、むしろ男より女の方がよけいかもしれない。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
同じ音に発音するものでも、「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」、「お」と「を」のごときは、平仮名や片仮名では区別されているから、これらの仮名に当る万葉仮名にも区別がありはしないかということは考えやすいことであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
しかしこのドイツ訳の方がともかくも話の筋がよく通っていて読んで分かりやすいことだけはたしかである。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
またそれらのものの比較的新鮮なものが手に入りやすいこと、あるいは手に入りやすいような所に主要な人口が分布されたこと、その事実の結果が食物の調理法に特殊な影響を及ぼしているかと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、農民たちは年貢米とは別に、出挙という制度で米を借りていた。
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農閑期に米を貸し付け、収穫期に利子をつけて返済させる出挙は、当時の重要な金融システムだった。
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出挙による利息は、農民の生活を圧迫することもあった。
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