幻辞.com

中っ腹

ちゅうっぱら異読 ちゅっぱら
名詞
1
標準
anger (held in check)
文例 · 用例
来るか来ないか、はっきり返辞をしろというんで、さっきからの電話のごたごたで、少し中っ腹になっているの。
徳田秋声 縮図 青空文庫
今のは歌かい」「いらんお世話ですよ」 春|行燈の向こうからこちらへ背を向けて、うつらうつらとまどろんでいたと思ったればこそ、つい心を許して口ざみしさのあまりに読むともなく読みあげていたのを、意外にもすっかり名人に聞かれてしまったので、恥ずかしさと腹だたしさに伝六は中っ腹でした。
お蘭しごきの秘密 右門捕物帖 青空文庫
庸三は少し中っ腹で昨夜の葉子を非難した。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
彼は少し中っ腹で入口へ出てみた。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
新蔵は勿論中っ腹で、お敏の本心を聞かない内は、ただじゃ帰らないくらいな気組でしたから、墨を流した空に柳が聳えて、その下に竹格子の窓が灯をともした、底気味悪い家の容子にも頓着せず、いきなり格子戸をがらりとやると、狭い土間に突立って、「今晩は。
芥川龍之介 妖婆 青空文庫
深雪は、中っ腹で、突っかかったのに、益満が、すぐ、承知してくれたので(怒ったりして、済まぬ) と、思うた時「墓詣り?
直木三十五 南国太平記 青空文庫
」これはまだ、平吉が巫山戯ていると思った町内の頭が、中っ腹で云ったのである。
芥川龍之介 ひょっとこ 青空文庫
師匠の帰ったあと中っ腹で木原の楽屋を飛び出すと、食傷新道のゆきつけの家へ飛び込んで、とりあえず二、三本、徳利を倒した今松だった。
正岡容 寄席 青空文庫
作例 · 標準
上司の無責任な発言に「中っ腹」が立ったが、ぐっとこらえた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
子供がわざと悪戯をしたのに気づいたが、今は「中っ腹」で済ませて、後で話そうと思った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
友達の裏切りに「中っ腹」が収まらず、しばらく口をきけなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite