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衣笠

きぬがさ
名詞
1
標準
文例 · 用例
「そうだ、この倉矢や、衣笠などの働き振りをみんな見習え!
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
あの、衣笠や松下などのゴマすり連中め。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
……そら、衣笠の面相を見ろ、ぬれマラのようやないか。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
むしゃむしゃと向うの入口の方で、こちらの話には気がつかず、鑵肉をつついている厚唇の衣笠は、本当に、ぬれマラという感じだった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
雨は煙のようで、遠くもない八幡の森や衣笠山もぼんやりにじんだ墨絵の中に、薄く萌黄をぼかした稲田には、草取る人の簑笠が黄色い点を打っている。
寺田寅彦 竜舌蘭 青空文庫
衣笠氏の映画を今まで一度も見たことがなかったが、今度初めて見てこの監督がうわさにたがわずけた違いにすぐれた頭と技倆の持ち主だということがわかったような気がする。
寺田寅彦 映画雑感(3) 青空文庫
四 文化の低いこの町では、銀子の好きなイタリイやドイツの写真もなく、国活がまだ日活になったかならない時分のことで、ちゃんばらで売り出した目玉の松ちゃんも登場せず、女形の衣笠や四郎五郎なぞという俳優の現代物が、雨漏りのした壁画のような画面を展開していたにすぎなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
それは彼の足を止めたところが郊外にあつたからで、そこは平野神社から銀閣寺へ行く途中に見える衣笠山の夷かな姿が直ぐ簷の下から望まれるやうな場所にある、貧しい家であつた。
徳田秋聲 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避

衣笠(きぬがさ、きぬかさ)

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関連項目
出典: 衣笠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0