木の芽
きのめ異読 このめ
名詞
標準
leaf bud
文例 · 用例
樹園宮沢賢治髪白き山田博士が書いだき帰り往くころかはたれはしづに這ひ来てふくよかに木の芽ほごるゝ鳥飛びて気圧を高み守衛長〔以下未完〕ぎごちなき独乙冠詞を青々となげく窓あり
— 宮沢賢治 『樹園』 青空文庫
赤い封蝋細工のほおの木の芽が、風に吹かれてピッカリピッカリと光り、林の中の雪には藍色の木の影がいちめん網になって落ちて日光のあたる所には銀の百合が咲いたように見えました。
— 宮沢賢治 『雪渡り』 青空文庫
それがことしの草木の芽立つと同時に強い力で復活した。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
それから辛夷の花が咲き、郭公が訪れ、木の芽が木の種類によつて花よりも美しい鮮明な色に染まり、雲雀が謠ひ出し、あらん限りの春の花が一時に競ひ咲くまでには一ヶ月を要しないだらう。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
木の芽と太陽とは惜気もなく早春の彩光を撒き散らして時間はまたたく間に経つ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
ちょっとの間に木の芽が大きくなった。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
赤い封蝋細工のほほの木の芽が、風に吹かれてピッカリピッカリと光り、林の中の雪には藍色の木の影がいちめん網になって落ちて日光のあたる所には銀の百合が咲いたやうに見えました。
— 宮沢賢治 『雪渡り』 青空文庫
清々しいのは、かけ湯の樋の口をちら/\と、こぼれ出て、山の香の芬と薫る、檜、槇など新緑の木の芽である。
— 泉鏡太郎 『飯坂ゆき』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、木々の枝先に小さな木の芽が膨らみ始める。
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雪が溶け、木の芽が萌え出す頃には、里山にも春の訪れを感じる。
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まだ固い木の芽からは、新しい生命の息吹が感じられた。
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子供たちは、木の芽がいつ開くのか毎日楽しみに観察していた。
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標準
bud of Japanese pepper tree (Xanthoxylum piperitum)
作例 · 標準
この時期の木の芽和えは、香り高くて格別の味わいだ。
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吸い物に添えられた木の芽の香りが、食欲をそそる。
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料理人は、採れたての木の芽を丁寧に摘み、椀物に彩りを添えた。
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「このお刺身には、木の芽を少し乗せると風味が引き立つよ。」
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