末々
すえずえ
名詞副詞
標準
distant future
文例 · 用例
昨日の栄華に引替えて娘は明暮不幸を喞ち、我も手酷く追使わるる、労苦を忍びて末々を楽み、たまたま下枝と媾曳してわずかに慰め合いつ、果は二人の中をもせきて、顔を見るさえ許さざれば垂籠めたる室の内に、下枝の泣く声聞く毎に我は腸を断つばかりなりし。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
此の倫子の羽翼の蔭に人となったことは、如何ばかり右衛門をして幸福ならしめたか知れないが、右衛門の天資が勝れていなければ、中々豪華|驕奢の花の如く錦の如く、人多く事多き生活の中に織込まれた一員となって、末々まで道長の輝かしい光に浴するを得るには至らなかったろう。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
――あなたさまの御立身出世、もし、ご家内さま、お子さまがおありなら、一生ご無事息災、末々お家繁昌の運をお授けいたします。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
だから果して末々までも頼られるかである。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
女に対して驕慢な心にもついなりそうな境遇にいる源氏ではあるが、末々の恋人にまで誠意を忘れず持ってくれることに、それらの人々は慰められて年月を送っていた。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
「お父さんからお話があつて、貫一さんもそれで得心がいけば、済む事だし、又お前が彼方へ適つて、末々まで貫一さんの力になれば、お互の仕合と云ふものだから、其処を考へれば、貫一さんだつて……、それに男と云ふものは思切が好いから、お前が心配してゐるやうなものではないよ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
『新著聞集』酬恩篇に、相馬家中の富田作兵衛二階に仮寝した夢に、美女来って只今我殺さるるを助けたまわば、末々御守りとも成らんという。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
末々までもと申すのではござりませぬ。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
作例 · 標準
今の努力が、末々になって実を結ぶことを信じて疑わない。
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そんな勝手な振る舞いを続けていると、末々になって後悔するぞ。
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末々の健康を考えて、今から食生活を改善しておく。
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標準
descendants
作例 · 標準
先祖の名に恥じぬよう、我々末々も精進しなければならない。
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この家宝は、末々に至るまで大切に受け継いでいくつもりだ。
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一族の末々が各地で繁栄し、今の家門を築き上げた。
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標準
lower classes
作例 · 標準
身分の低い末々の者たちの声にも、王は真摯に耳を傾けた。
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武家社会の末々の奉公人に至るまで、その厳しい掟が適用された。
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我らのような末々の者が口出しできるような問題ではございません。
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