雪掻き
ゆきかき
名詞
標準
文例 · 用例
きょうは、何処か外へ出て、気をさっぱりさせてから、本当にご相談しましょう」 河岸には二人並んで歩ける程、雪掻きの開いた道が通り、人の往来は稀だった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
伯林の市中で雪掻き人夫を使います。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
雪掻き仕事は、その日勘定の仕事ですから恒久的財源にはなりませんが、然し、ちょいちょいあるので、姉か叔母さんに駄賃を貰うような気がして楽しみな仕事です。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
道路で働いていると両側の家の子供がまつわり付いて雪掻きを手伝って呉れます。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
道路工事や雪掻き仕事があればいつでも学校を休んでその方へ行く。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
冬も働かないわけではないのですが、――それよりも、鉄道線路の雪掻きや、鯡漁の賃銀仕事に行けば、一日に二円も二円五十銭もの賃銭がとれるのですから、百姓仕事をするよりも余程お銭が多くとれるのですが、とればとれるで矢張り贅沢になつたり、無駄費ひが多くなつたり、それに寒いので酒を飲む、飲めば賭博をする。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
彼女は雪掻きをつかんで戸口にせまった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
大鳥居から拝殿へ行く石畳みの上へ一条雪掻きでつけた道がある。
— 宮本百合子 『帆』 青空文庫