贔屓にする
ひいきにする
表現動詞-サ変-する
標準
to favor
文例 · 用例
――でもパパは、童女型だの、小児性夫人だのってカチ(逸作はかの女を斯う呼ぶ)を贔屓にするではないか。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
」「村さ來たら、村のものを贔屓にするもんだ。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
もし人がその七代目|団十郎を贔屓にするのを知っていて、成田屋と声を掛けると、枳園は立ち止まって見えをしたそうである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
その頃は九郎判官義経を贔屓にするというのが普通であったが、私は義仲でなくちゃならなかった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
お前はどうしてそう佐伯君贔屓にするかって、片山もよく云うんですが、ええ、贔屓にしますとも!
— 豊島与志雄 『野ざらし』 青空文庫
当時、高田は宇都宮の花柳街にこもつこ家というのがあって、そこの抱え妓の小玉と呼ぶ甚だ小柄な若い子を後援していたが、この元気ではいまでも若い子を贔屓にする実力を持っているかも知れないのである。
— 佐藤垢石 『議会見物』 青空文庫
安さんを贔屓にするせいか、どうも安さんが逃げなければならない罪を犯したとは思われない。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫
路考を贔屓にする若い女はみな自分の仇だというような気になって理窟に合わぬ妬心から、こんなことを始めたものと思われる。
— 萩寺の女 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
隠れ家的なバーを見つけたので、これから行きつけの店として贔屓にするつもりだ。
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彼は自分の出身大学の後輩というだけで、その学生を露骨に贔屓にする。
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安くて新鮮な野菜が手に入るあの八百屋を、近所の主婦たちは皆贔屓にしている。
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