鼻の頭
はなのあたま
表現名詞
標準
tip of one's nose
文例 · 用例
オットセイは鼻の頭で鞠をつく芸当に堪能である。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
信長秀吉の鼻の頭をちょっと弾いたところ、お公卿様にもこういう人の一人ぐらいあった方が慥に好かった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
鼻の頭にくっついたのを吹き飛ばそうとするところは少し人間臭いが、尻に膠着したのを取ろうとしてきりきり舞いをするあたりなど実におもしろい。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
大酒飲みと見えて顔色が赤ぼったく垂弛んで、両眼の下瞼がベッカンコーをしたように赤く涙ぐんでいる上に、鼻の頭がテラテラと赤熟れになっている処は、何がかなしに人を馬鹿にした面構えである。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
どのような御大家でも縁辺のお話となりますと、一度はキット私の存じ寄りを聞きに御出でになりまっするで、私が、あれなら大丈夫と請合いますると、それからお話が進みまするような事で……ヘエ……」 と自慢そうにモウ一度、鼻の頭をコスリ上げた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
赤い鼻の頭を今一度、念入りにコスリ上げると、炭俵の上からガサガサと一膝進み出た。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
赤い鼻の頭が白くなる程、顔色を変えた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
同時に「それが何んだ」と云ふ聲が雷霆の如く心を撲つたので、彼れは「へん馬鹿め」と誰れかに鼻の頭でもはじかれた樣な顏をした。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
作例 · 標準
寒さで鼻の頭が赤くなり、少し痛む。
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彼は笑うと、鼻の頭に小さなえくぼができるのが可愛らしい。
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「ちょっと、鼻の頭に汚れがついてるよ。」
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