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散り浮く

ちりうく
動詞
1
標準
文例 · 用例
それは花の宴もたけなわなるきのうの夕方の出来事で、玉藻が川端に立って散り浮く花をながめていると、そこへ主人の弟の左大臣頼長が来た。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
しかし清らかな千曲川の水へ、桜の花弁が散り浮く頃、弥生も末の逝く春の頃に、彼女は住みなれた篠井の里を、未練気もなく振り棄てて遠い旅路に出たのであった。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
――――――――夏の面影夢韓紅の花ごろも燃ゆる思とたきこめし蘭麝の名殘匂はせて野薔薇散り浮くいさゝ川流の水は淺くとも深し岸邊の岩がねに結ぶをとめの夏の夢。
土井晩翠 天地有情 青空文庫
散り浮く(ちりうく) — 幻辞.com