諷示
ふうじ
名詞
標準
文例 · 用例
母も嫂もそういう心持になって居るから、民子に対する仕向けは、政夫のことを思うて居ても到底駄目であると遠廻しに諷示して居た。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
お雪伯母は伯父の様に頭から叱りつけることをしなかつたが、その代り遠※しに諷示を言つた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
私は伯父の一喝よりも、お雪伯母の諷示を恐れた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
あの事件に対して、なぜあなたがご自分であの哀れな人を殺さなかったか私にはわかりませんよ」 師父ブラウンはその諷示には少しも悩まされてるようには見えなかった、がその観察に依って非常に当惑させられそしてまた煩わされた。
— チェスタートン 『金の十字架の呪い』 青空文庫
はっきりした非難を加えるよりも執拗に諷示を繰り返すほうが、公衆には利目が多いことを、彼らはよく知っていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
諷示も消え失せてしまった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
――アンナは諷示の言葉にぞっとした。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
それは一つの諷示だったろうか?
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫