お櫃
おひつ
名詞
標準
round, wooden container for cooked rice
文例 · 用例
おしかは、お櫃の蓋に重しの石を置いて、つゞくった薄い坐蒲団の上に戻った。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
」ばあさんは、二ツのお櫃の蓋に並べてある餅をすゝめた。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
「紋」は、つい近ごろ、他家の台所で魚を盗んだり、お櫃の蓋を鼻さきで突き落して飯を食ったりすることを覚えた。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
そしてそれが出て行くとそこらを片着け多勢の手で夕飯の餉台とともにお櫃や皿小鉢がこてこて並べられ、ベちゃくちゃ囀りながら食事が始まった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
そしてそれが出て行くとそこらを片着け多勢の手で夕飯の餉台とともにお櫃や皿小鉢がこてこて並べられ、べちゃくちゃ囀りながら食事が始まった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
目も夜鳥ぐらい光ると見えて、すぐにね、あなた、丼、小鉢、お櫃を抱えて、――軒下へ、棚から落したように並べて、ね、蚊を払い(おお、飯はからだ。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
すぐ背後の土間じゃ七十を越した祖母さんが、お櫃の底の、こそげ粒で、茶粥とは行きません、みぞれ雑炊を煮てござる。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
飯が炊けると、オトラはお櫃にうつそうとした。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
お櫃について知りたいことがあります。
あ、お櫃がありますね。
お櫃というのは何ですか?
これはお櫃の例です。