旗雲
はたぐも
名詞
標準
文例 · 用例
もう、おひるすぎになって旗雲がみんな切れ切れに東へ飛んで行きました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
雲の旗の如く見ゆることは多し、旗雲といふ語は今無きやうなり。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
第三章 御船出男声女声(独唱竝に合唱)その一日はのぼる、旗雲の豊の茜に、いざ御船出でませや、うまし美々津を。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
その三日はのぼる、旗雲の照りの茜を、いざ御船、出でませや、明き日向を。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
第三章 御船出男聲女聲(獨唱竝に合唱)その一日はのぼる、旗雲の豐の茜に、いざ御船出でませや、うまし美々津を。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
海を越えたる百萬の大御軍の雄叫びは旗雲高くさしのぼる日にこそ勇めまのあたり。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
享保十二年九月三日の夕方で、浅黄がやがて薄白く暮れかかる西の空に紅い旗雲が一つ流れて、気の早い三日月が何時の間にか白い小舟の影を浮べていた。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
*けふは照日の映々と青葉|高麦生ひ茂る大野が上に空高く靡びかひ浮ぶ旗雲よ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫