通作
つうさく
名詞
標準
文例 · 用例
ルイバコフは、カラーをとった縞のシャツで、タイプライターの契約書を二通作った。
— 宮本百合子 『モスクワ印象記』 青空文庫
『スミス博士は、穀物価格の下落はおそらく奨励金の結果としては生じ得ないであろう、と主張しているが、この際彼は、普通作の年の穀物の栽培価格と凶年を含む期間における平均価格という、事実上全く別物たる二つのものを、この場合区別しなければならぬのを、看過しているのである。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
野草通作という中年の男である。
— その五 万引家族 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
彼女の話によるよ、野草通作はお茶にも菓子にも手をつけたことがない。
— その五 万引家族 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
女中たちは、花田医師は未亡人の情夫で、野草通作は長兄博司が洋行前に孕ませた女の父だと思っている様子であった。
— その五 万引家族 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
浅虫家の人が報によって駈けつけてみると、死んでいるのは、花田医師と野草通作であった。
— その五 万引家族 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
堂の美しさに圧倒されて目立たなくなってはいるが、天平末期の普通作としては優れた方である。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
しかしそれらは大概通作式で、一つの歌詞にただ一つのふしをつけるいわば一節だけの歌である。
— 信時潔 『歌詞とその曲』 青空文庫