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男同志

おとこどうし
名詞
1
標準
文例 · 用例
世間の愚かな男同志のいつまでも、くどくどと言ひ争つてはては殴るの切るのとあさましく騒ぎたてる有様と較べて、まるでそれこそ雲泥の差がございました。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
一芸に達した男同志――それにいくらか気持のふくみもあるような――初対面を私は名優の舞台の顔合せを見るように黙って見て居た。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
もつとも、二人の男同志の間には、歳子をよその人間には遣り度くない愛惜があつた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
花火にも船の賑いにも慣れて来て、私たちはそれを片手間に眺めながら暫らく船の中は男同志、女同志の話に分れています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
この頃ではあんたのおとうさまのご飯のお給仕でもなんでもしますのよ」「まあ、ほんとに恐れ入りますのね」 男同志で語りながら私たち女二人の話にも神経質に聴耳を立てゝいるらしい池上は、このときわたくしの方を向いて、ふと言います。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
ジンの熱いやつでも※って、嘸、男同志が溜息をつき合うことでしょう。
岡本かの子 ドーヴィル物語 青空文庫
しかし、男同志が名乗り合う厳粛な時だと、笑いを噛みしめて、「推参なり。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
男同志の恋文――言葉はおかしいが、手紙の中で一番たのしいのは、これだ。
織田作之助 四月馬鹿 青空文庫