交々
こもごも
副詞頻度ランク #10131 · 青空 122 例
標準
alternately
文例 · 用例
地主も、自作農も、――土地を持っている人間は、悲喜|交々だった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
○今朝麻布|狸穴にて、疾病、飢餓、交々起り、往来に卒倒して死に垂々とせる屑屋あり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」とまた駈出して、三吉裏手へ回れる時は、宿鴉しきりに鳴きて鐘声|交々起る、鮫ヶ橋一落の晩景うたた陰惨の趣あり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
欣弥 (顔を上げながら、万感胸に交々、口|吃し、もの云うあたわず。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
加之擧止がおツとりしてゐたのと、割合に氣さくであツたのと、顔が綺麗だツたのとで、書生さん等は來る度に、喰はずとも交々幾らかづゝ菓子を購ツて遺ツた。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
あれから夫人はまた多少のヒステリーを起し、いつもよくやるようにピカ/\光る裁縫|鋏の冷たい腹を頬に当てゝ、昔|訣れた幾人もの夫の面影を胸の中に取出し、愛憎|交々の追憶を調べ直しているのではあるまいか。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
四者|交々作りて、聖人の学|亡ぶ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
太祖崩じ、皇太孫立つに至って、廷臣|交々孝孺を薦む。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
作例 · 標準
喜びと悲しみが交々至り、彼女の心境は複雑に揺れ動いた。
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応援団の太鼓と歓声が交々に響き渡り、球場の熱気は最高潮に達した。
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旅の道中、美しい景色と厳しい天候が交々に現れ、忘れられない思い出となった。
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