舎芸
しゃげい
名詞
標準
文例 · 用例
晩飯になって酒が弾んだ揚句が、一つ洒落に田舎芸妓でも揚げてみようじゃないかということになった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
東金で仕込まれたが、柄がいいのでみすみす田舎芸者にするのが惜しまれ、新橋の森川家へあずけて、みっちり仕込んでもらっただけに芸でも負けは取らなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
吾輩随分田舎芸妓に御布施をし置いたから、乾闥婆に転生りは請合で何がさて馬が似るちゅうのが楽しみじゃ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
お止めなさいよ田舎芸者なんて!
— 牧野信一 『晩春の健康』 青空文庫
」「田舎芸者を妾にもつて、女房にヤキモチを嫉かれてゐる間抜け爺――そんなやうなことが、一杯書いてあつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
お止めなさいよ、田舎芸者なんて。
— 牧野信一 『砂浜』 青空文庫
車内にはW町からF町へと客に伴れられて芝居を見物に行く田舎芸者が三人ほど乗つてゐたが、声高に笑つたり、戯談半分に客の膝を打つたりして顫りにわるくはしやぎ立てゝゐた。
— 田山録弥 『海をわたる』 青空文庫
」 女給が三人、田舎芸者が一人、女中が一人、未亡人が一人と云う素性の女達が去ったあと、小女が六人の女たちの説明をしてくれた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫