激寒
激寒
名詞
標準
文例 · 用例
」「……」 飛騨を知らない半蔵が音に聞く嶮岨な加子母峠の雪を想像し、美濃と飛騨との国境の方にある深い山間の寂寞を想像して、冬期には行く人もないかと思ったほど途中の激寒を恐れたことは、平兵衛の上京でやや薄らぎもした。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
その日は三吉と同行を約束した人も有ったが、途中の激寒を懼れて見合せた位である。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫
山上の激寒を畏れて、皆なの説は湯が島泊りの方に傾いた。
— 島崎藤村 『伊豆の旅』 青空文庫
あの人も志賀へ遊びに行きたいと言ふから、誘ふことにしたら、この雪に出掛けるか、途中の激寒を奈何すると家の人に笑はれたと言つて、見合せるといふ話に来た。
— 島崎藤村 『突貫』 青空文庫
その日は他に同行を約束した人もあったが、途中の激寒を懼れて見合せた。
— 島崎藤村 『芽生』 青空文庫