険船
けんせん
名詞
標準
文例 · 用例
なおそのほかに探険船シビリアコフ号を艤装して途中でいろいろの観測研究をすると同時にただひと夏に北氷洋を乗り切るという最初のレコードを作ろうという計画を立て、それが立派に成功したのである。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
数年の後、いずこにも籍を置かぬ一|艘の冒険船が、滝太郎を乗せて、拓お兼|等が乗組んで、大洋の波に浮んだ時は、必ずこの黒百合をもって船に号けるのであろう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
そんな話をすれば、君たちはここまで船を進ませてくれなかったろうから」「あ、なるほど」「だから、恐竜の害をうけないように、夜でなくては、その島へ近づけないのだ」「それはもっともなことです」 この話からおすと、セキストン伯爵は、再度、探険船を用意して、いま恐竜島の附近の海面までのりつけたものらしい。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
「こら、お前はこれから探険船|若鷹丸へつれてゆかれる。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
大勢の肩にかつがれて、やがて丁坊は難破した探険船若鷹丸についた。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
「私はこの探険船の団長大月大佐だ。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
仙臺藩廳をおどろかしたロシヤの黒船は、海軍中佐スパンベルグの日本探險船であつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
所謂倭寇の時代が今すこし永く續き、我々の海の勇者が、支那の海賊船や歐羅巴の冒險船などゝ、今少し永く相撲をとつて居たならば、其結果はどうであつたらうか、興味有る問題に相違ない。
— 柳田國男 『蒼海を望みて思ふ』 青空文庫