田亀
たがめ
名詞
標準
文例 · 用例
すなわち池田亀鑑氏の調査によれば、ここの本文が「ひゝ」とあるのは上田秋成の校本だけであって、中村秋香の『落窪物語大成』には「ひう」とあり、伝|真淵自筆本には「ひと」とあり、更に九条家旧蔵本、真淵校本、千蔭校本その他の諸本には皆「いう」となっている。
— 橋本進吉 『駒のいななき』 青空文庫
」高い塔2・4(夕) 東京美術学校で西洋美術史を受持つてゐる森田亀之助といふ人がゐる。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
人の細君が入浴しているところを覗くんだから、まさに池田亀太郎氏の先祖で亀右衛門。
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
それに対して警部は、同じ屋根の下に寝泊しているのは、家政婦の小林トメという中年の婦人と、被害者の弟の旗田亀之介の二人だけで、その外には毎日通勤して来て昼間だけ居合わす者として、お手伝いのお末(本名本郷末子)と雑役の芝山宇平があると答えた。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
庶子何処 玉蜀黍の毛みたいな赤っぽい派手な背広に大きな躰を包んだ旗田亀之介だった。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
「まず旗田亀之介氏を訊問したいのです。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
トリックというのは、もちろん旗田亀之介を鶴彌の広間へひき出して、あの灰皿の上の黒ずんだ灰を盗ませるためだった。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
しかし取調べの途中で、彼が麻薬中毒者であることも分り、それから糸がほぐれていって、遂に彼が白状したところによると、問題の軽い缶詰は、旗田亀之介に頼まれて、彼井東が缶詰仕上げをやったに相違ないことが明白となった。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫