高丘
こうきゅう
名詞
標準
文例 · 用例
あはれ、いのちの高丘に誰ぞ角吹かば、我も亦この世の埓をとびこえて、野ゆき、川ゆき、森をゆき、かの山越えて、海越えて、行かましものと、みちのくの谷の若人、いやさらに角吹き吹きて、静心なし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
高丘にいたりては岩石一面に屹立し、煙を隔ててこれを望むに、初雪を冠するかを疑わしむ。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
殊に私の居を定めたドム町は、四面断崖絶壁を繞らした三百メートル以上の高丘上に建てられた封建城市で、今も尚ほ中古の姿を多く其儘に保存した古風な町である。
— 石川三四郎 『馬鈴薯からトマト迄』 青空文庫
」「寒いの何のと申して、『伊賀の上野は高丘で寒い』と昔から歌にもなっているくらいで、随分底冷えがします。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
三 畑を作る話 コロラドの農業は、北海道農業や、内地の高丘地農業に参考になる点が多いように思われる。
— 中谷宇吉郎 『コロラド通信』 青空文庫