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早舟

はやぶね異読 はやふね
名詞
1
標準
fast-moving rowboat
文例 · 用例
伝六、小梅まで早舟の用意だッ。
闇男 右門捕物帖 青空文庫
館山、北条あたりの海上からも、幾多の早舟が飛び出すところを見れば、船手からの注進をも急ぐものと見える。
Ocean の巻 大菩薩峠 青空文庫
不動様のお三日という午過ぎなぞ参詣戻りの人々が筑波根、繭玉、成田山の提灯、泥細工の住吉踊の人形なぞ、さまざまな玩具を手にさげたその中には根下りの銀杏返しや印半纏の頭なども交っていて、幾艘の早舟は櫓の音を揃え、碇泊した荷舟の間をば声を掛け合い、静な潮に従って流れて行く。
永井荷風 深川の唄 青空文庫
田山白雲は、ともかくその現場へ行って見るために、その小高いところを下りながら川の手を見ると、矢を射るように――と言いたいが、川の流れを横切るのだからそうもいかないが、かなり勢いこんで彼方の岸から早舟が飛んで来るのを認めました。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
そこでまた踏みとどまって、遠眼鏡を取り直して、まず早舟の方を見ますと、中には相当の士分が、同心と、村役人のようなのとに附添われて乗込んでいるのを認めて、何か役向の出張だなと感づきました。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
今ああやって、早舟でやって来る役人が、仙台領の人であるならば仔細はないが、南部領の人であってみると、そこに相当の気分を転換してかからねばなるまい。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
よしよし、ここに駒井甚三郎から借りて来た最新式の遠眼鏡というものがある、この地点へ、この視官の飛道具を押据えてからに、あの早舟がいかなる性質の人を乗せて来て、こちらのわやわやをどう捌くか、これを見定めての上で、おもむろに天王山を下るも遅くはあるまい。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
田山白雲は、こんなような考えを起して、いったん下りかけた小丘を、また頂上まで上りつめて、そうして、遠眼鏡を取り直した時分に、早舟は早くも岸へ着きました。
恐山の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
川を行き交う早舟の姿は、江戸時代の風景を思わせる。
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彼は早舟を巧みに操り、あっという間に岸に着いた。
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昔の漁師は、早舟に乗って沖合まで漁に出ていた。
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2
標準
type of fast military ship
作例 · 標準
海戦では、敵艦隊をかく乱するために早舟が用いられた。
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古文書には、早舟が重要な役割を果たしたという記述がある。
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早舟は、その速さから情報伝達にも利用された。
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