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見境なく

みさかいなく
表現副詞
1
標準
indiscriminately
文例 · 用例
生きている時には父のこしらえた一等料理もそこらのレストランの料理も見境なく食った。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
他人の持土地の見境なく、泥棒根性まで出す」 それから、これじゃ、この町の者もうかうかしていられないと語りました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
彼はぼんやりした声で、『兄弟、東京に着いたら、何処か植字工の口があつたらみつけておいてくれろ―』 と親しさうに話かけた、珍太は誰彼の見境なく、自分の名も言はずに、東京に向ふものに就職口を頼むことで、何かしら気が楽になつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
」 と、微笑をたたへた程度のもので、私のやうに十年近くも病気を抱へてゐるものにとつては、昼夜の見境なく襲つてくるその苦痛を受け容れ、その不自由さに応対するのが一仕事で、なかなか病気の持つて来る閑を楽むといつたやうな、のんびりした余裕などあるべきはずがない。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
そしてたまたま人に逢つて話す機會を持つと、ほとんど見境なくべらべらとしやべりだすのだ。
島木健作 盲目 青空文庫
早くお帰んなさい」 前後の見境なく、女房はその女客を片腕で制して押し戻した。
海野十三 電気風呂の怪死事件 青空文庫
親方コブセはいきなり飛び出して、そ奴の口からタオルを※ぎ取るが早いか、前後見境なく再び中の方へだーっと突入して行った。
金史良 親方コブセ 青空文庫
「お篠を呼ぶ事は待って下さい」「待てと云うなら、待ちもしようが」 渡辺はきっと浅田を見据えながら、「どう云う訳で待って呉れと云うのだ」「あいつはどうも智恵の足りない奴で、物事の見境なく喚き立てますから――」「好いじゃないか」 渡辺は押被せるように云った。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
作例 · 標準
彼女は気に入ったものを見境なく買い漁った。
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泥棒は見境なく家の中の物を盗んでいった。
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彼は見境なく人を批判する傾向がある。
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見境なく(みさかいなく) — 幻辞.com