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鎧う

よろう
動詞-五段-ウ行
1
標準
to put on armour (armor)
文例 · 用例
一足進むと、歩くに連れ、身の動くに従うて、颯と揺れ、溌と散って、星一ツ一ツ鳴るかとばかり、白銀黄金、水晶、珊瑚珠、透間もなく鎧うたるが、月に照添うに露|違わず、されば冥土の色ならず、真珠の流を渡ると覚えて、立花は目が覚めたようになって、姿を、判然と自分を視めた。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
如何にこれから戦に赴く途中であるとしても、皆具取鎧うて草摺長にザックと着なした大鎧で茶室へも通れまいし、又如何に茶に招かれたにしても直に其場より修羅の衢に踏込もうというのに袴肩衣で、其肩衣の鯨も抜いたような形も変である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
後はどう来たか、恐い姿、凄い者の路を遮って顕るる度に、娘は私を背後に庇うて、その鎌を差翳し、矗と立つと、鎧うた姫神のように頼母しいにつけ、雲の消えるように路が開けてずんずんと。
泉鏡花 薬草取 青空文庫
音が通い、雫を帯びて、人待石――巨石の割目に茂った、露草の花、蓼の紅も、ここに腰掛けたという判官のその山伏の姿よりは、爽かに鎧うたる、色よき縅毛を思わせて、黄金の太刀も草摺も鳴るよ、とばかり、松の梢は颯々と、清水の音に通って涼しい。
泉鏡花 瓜の涙 青空文庫
わたしは見送に出られる身で無いけれど、わたしの友達が其れぞれ何う云ふ掩ひ物に身を鎧うて此病院の門から世間へ現れ「仮面」の生活を続けて行くかと云ふ事は大抵想像が附く。
与謝野晶子 産褥の記 青空文庫
真後ろの小川山だけが黒木を鎧うた尨大な山容を紺碧の空に悠然と横たえているのが、振返える毎に目を楽しませたが、夫も押し寄せる雲の波を幾度か切り抜けた後、終に姿を没してしまった。
木暮理太郎 奥秩父の山旅日記 青空文庫
曇っている東の方に引きかえて、霽れた西の空には、真黒に針葉樹を鎧うた七面山の尨大な山容が望まれ、行手には天子山脈の天子ヶ岳が尖った頂上を徂来する雲の間から露わして、東南に曳いた茅戸の長い尾根の低い所まで雪が白い。
木暮理太郎 春の大方山 青空文庫
――イエスはこの祈りに身を鎧うて、神の国のため最後の一戦に臨み給うているのです。
マルコ伝による イエス伝 青空文庫
作例 · 標準
騎士は戦場へ向かう前に、重い鎧を身に鎧った
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彼はどんな困難にも立ち向かう覚悟で、心の鎧を鎧っていた。
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演劇で主役の俳優が、舞台袖で豪華な鎧を鎧っている
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2
標準
to wear
作例 · 標準
彼女はいつも笑顔を鎧って、自分の感情を見せようとしない。
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その画家は、白い作業着を鎧ってキャンバスに向かっていた。
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彼は常に新しい情報を鎧い、ビジネスの最前線で戦っている。
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