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来度

らいど
名詞
1
標準
文例 · 用例
その微笑は、やゝ皮肉を帯びた微笑で、もう下関以来度々此の一行が、タチアナ姫云々の嫌疑を、受けたことを明らさまに語って居るようでした。
菊池寛 たちあな姫 青空文庫
しかし鼓を担いで翁の門下の人々の能をつとめたのは六十歳の時以来度々であった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
『我楽多文庫』が公刊された時、早速買って来て第一に眼に留ったのが思案外史の巻頭の辞であったが、硯友社が私とほぼ同齢の青年の団体だとも、思案外史が二、三年来度々|邂逅う巨頭の青年だとも少しも知らなかった。
――尾崎紅葉―― 硯友社の勃興と道程 青空文庫
「今朝配付の写真に該当する人物が、先般来度々同署へ出頭したそうだ」「何、なんですって!
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
陵は隆恩門、隆恩殿、其他いづれも崇徳八年(西暦一六四三)の建造で、爾来度度の重修を経て、丹黄朱碧の色がなまなましてゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
詩仏に従って詩を学んだ品川正徳寺の住職密乗上人がその郷友に寄せた書簡に「天民翁去秋より病気に御座候処春来度々吐血等|被致、即当二月十一日暁|寅の刻|物故被致、昨十三日午時浅草光感寺と申す浄家の寺に葬す。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
平安朝以来度々の京都の大火に、過去の史料が失われて真相が不明になったものの多いのも、かくやと思い合わされた。
喜田貞吉 震災日誌 青空文庫
此質問は、栃木縣下足尾銅山と云ふ所の鑛毒の害が甚しいので先年來度々請願書を農商務大臣に出して居り、殊に昨年群馬の縣會では此鑛業を停止すべしと云ふ決議を内務大臣に建議致しました位。
田中正造 公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書 青空文庫