並べ立てる
ならべたてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to place in a row
文例 · 用例
それで自然損害の一番ひどい局部だけを捜し歩いて、その写真を大きく紙面一杯に並べ立てるから、読者の受ける印象ではあたかも静岡全市並びに附近一帯が全部丸潰れになったような風に漠然と感ぜられるのである。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
リアリズムを標榜する多くの作家が、描かんとする人生の凡ての些末事を、ゴテゴテと何らの撰択もなく並べ立てるに比して、志賀氏の表現には厳粛な手堅い撰択が行われている。
— 菊池寛 『志賀直哉氏の作品』 青空文庫
長身で色白、髪は亜麻色、手に手帳を持っていて、こちらへ駆け寄ってくるや、友人の手を握って強く振り、言葉を並べ立てる。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
また西のほうの国々のすぐれた風景を言って、浦々の名をたくさん並べ立てる者もあったりして、だれも皆病への関心から源氏を放そうと努めているのである。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
そして拷問攻めの道具のようにこんなに数数並べ立てる東野を見て、この人はも早千鶴子と自分の悩みある部分を見透していて、仲人をする以上二人の間の蟠りを、今の間に切開して置きたい暗黙の意志からだろうと、むしろ疑いさえ強く起って来るのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
第一御前が紛れも無え日本一の大泥坊なら、何もすき好んでべらべらと、為にもなら無え旧悪を並べ立てる筈が無えわな。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
治兵衛は忽ち算盤を片手に、髪が好いとか眼が好いとか或は又手足の優しいのが好いとか、いろいろの特色を並べ立てるであらう。
— 芥川龍之介 『僻見』 青空文庫
御馳走が少し足りないようだが、この場合、いろんな物をごてごて並べ立てるのも、却ってさもしい。
— 豊島与志雄 『或る作家の厄日』 青空文庫
作例 · 標準
縁日の屋台では、色とりどりの景品が棚に所狭しと並べ立てられている。
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コレクターの彼は、自慢のミニカーを机の上にずらりと並べ立てて眺めていた。
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お祭りの準備で、参道の両脇に提灯を並べ立てる作業が始まった。
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標準
to list
作例 · 標準
彼は自分の潔白を証明するために、次々とアリバイを並べ立てた。
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広告には、そのサプリメントの効能がこれでもかと並べ立てられている。
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会議で反対意見を並べ立てるばかりで、具体的な代替案を出さないのは困る。
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標準
to talk a lot of nonsense
作例 · 標準
酔っ払った彼は、隣の客に向かって脈絡のない不平不満を並べ立てていた。
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あいつはいつも根拠のない自慢話を並べ立てるから、話半分に聞いているよ。
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言い訳を並べ立てる前に、まずは自分のミスを素直に認めるべきだ。
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