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舞い下る

まいくだる
動詞
1
標準
文例 · 用例
きのう永井|荷風という日本の老大家の小説集を読んでいたら、その中に、「下々の手前達が兎や角と御政事向の事を取沙汰致すわけでは御座いませんが、先生、昔から唐土の世には天下太平の兆には綺麗な鳳凰とかいう鳥が舞い下ると申します。
太宰治 三月三十日 青空文庫
人為の極度にも、何かしら神意が舞い下るような気がしないか。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
今ちょうど俺を迎えに五色の雲が舞い下るところであったんやのに。
菊池寛 屋上の狂人 青空文庫
予深山で夕刻まで植物を観察し、急いで小舎に帰る途上、怪しき大きな風呂敷様の物、眼前に舞い下るに呆れ立ち居ると、変な音を立て樹を廻り行くを見ると、尋常の※鼠で、初め飛び落ち来った時に比して甚だ小さい。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
文学において、作者の動きは、いつも作家が作品を体につけて躍び上るなり舞い下るなりしていた。
――現代文学の多難性―― 昭和十五年度の文学様相 青空文庫
」――数馬は絶壁を舞い下るや雪を蹴立てて一散に部落を指して走り出した。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
清八は爾来やむを得ず、己が息子清太郎の天額にたたき餌小ごめ餌などを載せ置き、朝夕富士司を合せければ、鷹も次第に人の天額へ舞い下る事を覚えこみぬ。
芥川龍之介 三右衛門の罪 青空文庫
野生の隼は網の上をとんでいて、雀が筒形の網の中にいるのを見つけ、それに向ってサッと舞い下ると、雀は網の他端へ逃げ、これを追う隼は縦網にぶつかって、直ちにこんがらかって了う。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
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