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没字

ぼつじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
後逍遙子は沒字に附するに埋沒若くは沒却の義を以てして、これを無の義に解せしを誤解なりといひき。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
逍遙子若し我に求むるに其言論を評することを以てせずして、其蘊蓄を評することを以てせば、我批評眼の太だ鈍きがために、逍遙子を以て、はじめ沒理想の語を無理想の義に用ゐ、わが烏有先生の言を引いてこれを評せしを見て、遽に沒字に附するに沒却の義を以てしたるものとするが如きことなしとも言ひ難し。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
その沒字に附するに埋沒の義を以てせむとするについても、亦漢字の義を論ずるものと永く相抗せざるべからず。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫