嗅ぎ出す
かぎだす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to scent out
文例 · 用例
更に明確にぶちまけるならば、この小品の原作者 HERBERT EULENBERG さん御自身こそ、作中の女房コンスタンチェさんの御亭主であったという恐るべき秘密の匂いを嗅ぎ出すことが出来るのであります。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
倅はそう云う人は危険思想家だと云っているが、危険思想家を嗅ぎ出すことに骨を折っている人も、こっちでは存外そこまでは気が附いていないらしい。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
三とせ前からこうして矢場を開き、うぬら初め家中の者共の弓の対手となっていたは、みな御老中の命によって当藩の秘密嗅ぎ出すための計りごとじゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
それでなくとも、外から帰って来る笹村の顔から、その行き先を嗅ぎ出すくらいは、お銀にとってそんなむずかしいことでもなかった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
そして、隣室からへだたったこの部屋の潤いの籠った明るさは、久しぶりに千鶴子と二人で自分の部屋に帰ったときの、パリのある夜の寛ぎに似たものを思い出し、そのときの灯の匂いを嗅ぎ出すように首をのんびりと廻しあたりを見た。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
昔の罪科、見分けて嗅ぎ出す。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
外国劇を勉強するのもいいが、そこから、何かかう特別な「作劇術」とか、思想的背景とかいふやうなものばかりを探し出さうとして、それらの戯曲が、「戯曲として傑れてゐる所以のもの」を嗅ぎ出すことができなかつたことは、慥かに日本の現代劇を本質的に発達させなかつた唯一の理由であるやうに思はれる。
— 岸田國士 『対話させる術』 青空文庫
然しながら近頃文章を批評するに、この文章には真実(実感)がある、真実がない、といふ言ひ方が流行し、この実感を嗅ぎ出す神経が極度に発達してゐるやうに見受けられるが、私はこの傾向を余り歓迎しない。
— 坂口安吾 『文章の一形式』 青空文庫
作例 · 標準
警察犬は、麻薬を巧みに嗅ぎ出した。
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彼はどんな些細な情報からでも真実を嗅ぎ出すことができる。
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キノコの香りを嗅ぎ出して、森の奥深くへと進んでいった。
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彼女はいつも新しいトレンドを嗅ぎ出すのが得意だ。
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