若党
わかとう
名詞
標準
foot-man
文例 · 用例
近所で訊くと、この下屋敷には六十ばかりの御隠居が住んでいて、ほかには用人と若党と中間、それから女中が二人ほど奉公しているとのことであった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
本町、在府町、土手町、住吉町、桶屋町、銅屋町、茶畑町、代官町、萱町、百石町、上鞘師町、下鞘師町、鉄砲町、若党町、小人町、鷹匠町、五十石町、紺屋町、などといふのが弘前市の街の名である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
その翌々晩、某臣の家の酒宴に招かれた監物は、夜遅く一人の若党に提灯を持たして、己の邸の傍まで帰って来たところで、祝い物を入れて往った布呂敷包を忘れたことを思い出したので、若党に執りに往かし、己は暗い道を邸のほうへあがって往った。
— 田中貢太郎 『不動像の行方』 青空文庫
其の時菊五郎はお岩と田宮の若党小平、及び塩谷浪人|佐藤与茂七の三役を勤めたが、お岩と小平の幽霊は陰惨を極めたもので、当時の人気に投じて七月の中旬から九月まで上演を続けた。
— 田中貢太郎 『幽霊の衣裳』 青空文庫
百石取の安|馬廻りの家を相続しているにはいたが、お納戸向きのお使番という小忙しい役目に逐われて、道中ばかりしていたので、桝小屋の小さな屋敷も金作という知行所出の若党と、その母親の後家婆に任していた。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
その鼻の先の沓脱石へ、鍬を荷いだ若党の金作がポカンとした顔付で手を突いた。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
三左衛門は主翁を対手にして碁を打つ気もしないので、江戸から伴れて来ている若党を供に伴れて戸外へ遊びに出た。
— 田中貢太郎 『竈の中の顔』 青空文庫
「旦那様、あんな処に小屋がありますよ」 すぐ後を歩いていた若党が云うので、三左衛門はふり返った。
— 田中貢太郎 『竈の中の顔』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇で、侍が忠実な若党を一人だけ連れて旅をするシーンがあった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は大名行列の中で、主君の身の回りの世話をする若党の役を演じた。
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その若党は、主君のためなら命も惜しまない覚悟を持っていた。
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