玉髄
ぎょくずい
名詞
標準
chalcedony
文例 · 用例
じっさいあのまっしろなプクプクした、玉髄のやうな、玉あられのやうな、又|蛋白石を刻んでこさへた葡萄の置物のやうな雲の峯は、誰の目にも立派に見えますが、蛙どもには殊にそれが見事なのです。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
杏やすももの白い花が咲き、次では木立も草地もまっ青になり、もはや玉髄の雲の峯が、四方の空を繞る頃となりました。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
じっさいあのまっしろなプクプクした、玉髄のような、玉あられのような、又蛋白石を刻んでこさえた葡萄の置物のような雲の峯は、誰の目にも立派に見えますが、蛙どもには殊にそれが見事なのです。
— 宮沢賢治 『蛙のゴム靴』 青空文庫
雲は光って立派な玉髄の置物です。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
(一九二三ヽ八ヽ一ヽ)津軽海峡夏の稀薄から却って玉髄の雲が凍える亜鉛張りの浪は白光の水平線から続き新らしく潮で洗ったチークの甲板の上をみんなはぞろぞろ行ったり来たりする。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
昔とちがって、いまは萎靡凋落のどん底にあるが、それでも、肉紅玉髄、柘榴石などに混ってたまたま出ることがある。
— 小栗虫太郎 『一週一夜物語』 青空文庫
螺鈿の箱に入れた土耳古石を捧げて歩む少女の一群、緑玉髄を冠に着けたる年若き騎士の一団。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
すると、彼女の眼は、再び緑玉髄の如く輝いた。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫