間誤付く
まごつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to be confused
文例 · 用例
『喧嘩だ、喧嘩だ、』背中を突かれて驚く男、袂をくぐられて間誤付く女、跳ね飛ばされて泣くは子供、足下を攫はれて轉ぶが年寄、呆氣に取られた人人の間を縫て、矢の樣に走つて行く一人の男。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
余り急なので間誤付くより、皆の失望したいやな顔を見ると、憤ろしいような気分がした。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
先のようだと、おきぬけにお客に来られたり、商人にたのみたいものをたのまずかえられたり、間誤付くこと多く、いやでした。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
今すこしというような体裁のいいことは云わず、きっとこれからも時々眼玉頂いて、赤くなって間誤付くこともあるだろうと思いつつ、でも、些かすこしはましになります。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
まあ幸ひにネタが少ないから仕事が少ないとばかりは行かないので、ネタがないことがまたネタともなるので、尤もその場合扱ひ馴れないネタには一寸まごつくのであるが、ジイドの時代はまことにさうしたまごつきの時代であつた。
— 中原中也 『アンドレ・ジイド管見』 青空文庫
すると先生は「ア、違いましたか」と云って少しまごつく。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
うちへ帰る時、まごつくといけないから。
— 宮沢賢治 『さるのこしかけ』 青空文庫
朝晩に見ている懐中時計の六時がどんな字で書いてあるかと人に聞かれるとまごつくくらいであるが、写真の目くらい記憶力のすぐれた目もまた珍しい。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
標準
to loiter