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花柳

かりゅう
名詞
1
標準
red-light district
文例 · 用例
花柳街のセット」「宿屋の帳場」「河原の剣劇」「御寺の前の追駆け」「茶屋の二階の障子の影法師」それから……。
寺田寅彦 雑記帳より(1) 青空文庫
九如の子は放蕩ものであったので、花柳の巷に大金を捨てて、家も段※に悪くなった。
幸田露伴 骨董 青空文庫
」 昔のくだらない花柳小説なんていうものに、よくこんな場面があって、そうして、それが「妙な縁」という事になり、そこから恋愛がはじまるという陳腐な趣向が少くなかったようであるが、しかし、私のこの体験談に於いては、何の恋愛もはじまらなかった。
太宰治 チャンス 青空文庫
」と若い子は眉をひそめてまじめに言い、それから私にはよくわからない「花柳隠語」とでもいうような妙な言葉をつかって、三人の紋附の芸者が大いに言い争いをはじめた。
太宰治 チャンス 青空文庫
姉の記念にやわ劣るべき花柳の名取の上手が、思のさす手を開きしぞや。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
けれども男が花々しく花柳界へ出入して居る間は、女の方でも油断はなく附きそつて居なければならなかつた。
平出修 瘢痕 青空文庫
…… 何しろ、中京の殖産工業から、名所、名物、花柳界一般、芝居、寄席、興行ものの状態視察。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
下〆 腰帯を〆めてふくらみたる胸の衣を下に推下げたる後、乳の下に結ぶもの下〆なり、品類は大抵同じ、これも外には見えざるなり、近頃|花柳の艶姐、経済上、彼の腰帯とこの下〆とを略して一筋にて兼用ふ、すなわち腰を結びたる切の余を直ちに引上げて帯の下〆にしたるなり。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の花柳界は、多くの芸術や文化が育まれた場所でもあった。
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彼は若い頃、花柳の街で豪遊し、ずいぶん散財したらしい。
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かつて賑わった花柳の通りも、今では観光客向けの土産物店が並んでいる。
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その芝居小屋は、花柳の客たちにも愛され、毎晩満員だった。
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