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尨然

ぼうぜん
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
そして、若し運命がその政治家に苛酷でなかったならば、彼は尨然たる国家的若しくは世界的大事業なるものを完成する。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
四六版アンカト、五二五頁、部厚で重く、兎も角尨然たる大冊となつた。
北原白秋 文庫版『雀の卵』覚書 青空文庫
『成吉思汗實録』が出版されて間もなく先生を訪うた時、先生は尨然たる草稿を示されて、『成吉思汗實録』著述の際、蒙古に關する漢洋の史料を渉獵した間に、種々從來氣附かなんだ事柄を發見して、一寸抄録したのが是だけある。
桑原隲藏 那珂先生を憶ふ 青空文庫
棊の由つて来ること是の如く久しきを以て、若し棊に関するの文献を索めんには、厖然たる大冊を為すべし。
幸田露伴 囲碁雑考 青空文庫
もし厖然たる連歌大発句帳を示して、この書冊が尽くこの種の発句にて埋められたるを説かば、誰かその馬鹿げたるに驚かざる者ぞ。
正岡子規 古池の句の弁 青空文庫
優に一部の書を成すに足るこの題目を、かくの如く要約する一事に至っては、厖然たる大著とするよりあるいは困難であるかも知れぬ。
柴田宵曲 「俳諧大要」解説 青空文庫
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