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相憐れむ

あいあわれむ
動詞-五段-マ行
1
標準
to pity (one another)
文例 · 用例
同棲する親愛なそして相憐れむべき人間同志と思って居ます。
――型でなしに 家庭愛増進術 青空文庫
第十三 良人一 同情相憐れむ これより先、明治二十三年の春、新井章吾氏の宅にて、一度福田と面会せし事はありしが、当時|妾は重井との関係ありし頃にて、福田の事は別に記憶にも存せざりしが、彼は妾の身の上を知り、一度交誼を結ばんとの念はありしなるべし。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
然るに彼奴のように、苟も課長たる者に向ってあんな差図がましい事を……」「イヤあれは指図じゃアない、注意サ」「フム乙う山口を弁護するネ、やっぱり同病|相憐れむのか、アハアハアハ」 高い男は中背の男の顔を尻眼にかけて口を鉗んでしまッたので談話がすこし中絶れる。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
それから急に河のやうな激怒が流れてくると、同時に泣き喚きたくなつたのであるが、その時伊豆の顔付からふと間の悪いやうな白らけた表情を読んだので、同病相憐れむといふやうな淋しさを受けた。
坂口安吾 小さな部屋 青空文庫
それから急に河のような激怒が流れてくると、同時に泣き喚きたくなったのであるが、その時伊豆の顔付からふと間の悪いような白らけた表情を読んだので、同病|相憐れむというような淋しさを受けた。
坂口安吾 小さな部屋 青空文庫
宜しく同病相憐れむべきであるが、其二階の人が高いところから我等を見下ろしてゐると気がつくと癪に障らざるを得ない。
高浜虚子 発行所の庭木 青空文庫
同病相憐れむ、気持の現れかも知れないが、世の中には雷の嫌いな人も、決して尠くないであろうと考える。
橘外男 雷嫌いの話 青空文庫
二人の間には同病相憐れむ的に通じ合うものがあったのかもしれない。
藤野古白 藤野古白句集 青空文庫
作例 · 標準
同じ苦境に立たされた者同士、彼らは互いに相憐れみ、静かに頷き合った。
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戦争で家族を失った難民たちは、言葉を交わさずとも互いの悲しみを相憐れむようだった。
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会社の倒産で職を失った同僚たちは、居酒屋で互いの不運を相憐れみながら酒を酌み交わした。
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「ああ、無情」と、昔の恋人たちは、もう二度と戻らない時間を相憐れむかのように遠い目をした。
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相憐れむ(あいあわれむ) — 幻辞.com