寛
ゆた
archaic/formal form of na-adjective頻度ランク #10017 · 青空 1055 例
標準
relaxed
文例 · 用例
私としては、従来のものを一新しようといふ新短歌作者等が、どうしていつそ寛闊な様式――新体詩様式に到らないのか寧ろ不思議である。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
常々菊池寛氏を敬愛して「英雄」と呼んで居たのも、やはりその反性格の爲であつて、丁度あの神經質のボードレエルが、豪放で世俗的なユーゴーを崇敬して居たのと同じである。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
)この點で芥川君は、常に自分を寛容し、いたはり慰めてくれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
私がどんな生意氣を言ひ、屁理窟をこね、憎々しく突つかかつて行く場合にも、彼は寛大に情意を理解し、決して腹を立てることがなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
實に私は、その寛容に對して小癪に感じ、時に彼によつて憐憫される怒りを感じた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
17 故人は平常、常に菊池寛氏を以て「私の英雄」と稱してゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
人が、真率にして齢を重ねる時、「習慣」の存在に対して次第に寛容になることは、自然なことである。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
けれどもやがて彼がその寛容を手段の如く把持するに至つて、彼は堕落である。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、この世は実に寛で、何もかもが思い通りになる」と彼は言った。
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今はただ、寛な気持ちでこの瞬間を楽しみたい。
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彼の言葉は、私の心を寛にした。
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