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印池

いんち
名詞
1
標準
seal stamp pad
文例 · 用例
」 とは或る向うの消息通が僕に聞かせた詞だが、ばくち好きで、またばくちの天才の支那人だけに麻雀道に於ても中には恐ろしい詐欺、いんちきを企てるものが可成りあるらしい。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
そして、その仕方もいろいろ聞かされたが、僕が如何にも支那人式だなと一|番感心し、且つ恐るべしと思つたのは、百三十六|個もある麻雀牌の背中の竹の木目をすつかり暗記してしまふといふいんちき師のことだ。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
いんち、大通りで見つかるようなもんじゃあねえ」 そこで、にいさんたちは、またうしろを振り返って、こんどは何だろうと、ながめてみました。
――むかしばなしの再話―― のろまのハンス 青空文庫
先生ほどのおかたでも、あなたの全部のいんちきを見破る事が出来ないとは、不思議であります。
太宰治 きりぎりす 青空文庫
私がこのごろ再び深く思案してみたところに依っても、私の作品鑑定眼とでもいうべきものは断じて、断じてという言葉を三度使ったわけであるが、断じていんちきではない。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
本当に、このずるさ、いんちきには厭になる。
太宰治 女生徒 青空文庫
赤坊はいんちこの中で章魚のような頭を襤褸から出して、軒から滴り落ちる雨垂れを見やっていた。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
その一方法として、案出されたものが、金持ちのご隠居や若だんなたちを相手のいんちきばくちで、いんちきの裏には同じ切支丹伴天連の催眠の術が潜んでいたことはもちろんでした。
南蛮幽霊 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
書を嗜む祖父の机には、重厚な陶器製の印池が置かれていた。
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印池の朱肉が乾いてきちゃったな。専用のオイルを足して練り直さないと」
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正式な文書に落款を押す際は、印泥をたっぷり含んだ印池で丁寧に印を整える。
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