風に翻る
かぜにひるがえる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to flutter in the wind
文例 · 用例
その旗のをかしく風に翻るさま、衣の紐などの如く見えき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
父なる神は、古の畫工の作れる如く羽ある童に擔はれたるにはあらで、その肢體の上、その風に翻る衣裳の上に、許多の羽ある童を載せつゝ、水の上を天翔り給ふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
風に翻る鶴子の髪の毛が彼の頬を打つた。
— 牧野信一 『陽に酔つた風景』 青空文庫
六祖|慧能かつて二僧が風に翻る塔上の幡を見て対論するのを見た。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
『雨月物語』の中のいずれの章であったか、俺れが今度旅から帰るのは葛の葉の裏が白く風に翻るころだろうといった意味の文章があった。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
風に翻る袖、ほどけかゝつた肩掛、それが、木の葉のやうに光ります。
— 岸田國士 『遂に「知らん」文六(三場)』 青空文庫
午後門外を歩むに耕したる水田に鳥おどしの色紙片々として風に翻るを見る。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
黒沢の合流点附近で昼食を済し、追々と開けて来る梓川の河原に林をなして生え茂ったドロ柳や川楊のしなやかな枝葉が河風に翻るのを美しと眺めて、足触りの柔い原始林の道を一直線に辿り、徳本峠の道と合してから、右に仰いだ明神岳の巍峩たる姿を後にして、前面に焼岳の噴烟が現れるともう河童橋である。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
作例 · 標準
スタジアムの屋根の上で、大会旗が強風に翻っている。
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彼女の長いスカートの裾が、海風に翻ってひらひらと美しく舞った。
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「ほら、あの船の帆が風に翻ってる。いよいよ出航だね」
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玄関先に吊るした色鮮やかなこいのぼりが、春の風に翻りながら泳いでいる。
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