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若水

わかみず
名詞
1
標準
first water drawn from a well on New Year's Day
文例 · 用例
※土 美わしき菫の種と、やさしき野菊の種と、この二つの一つを石多く水少なく風|勁く土焦げたる地にまき、その一つを春風ふき霞たなびき若水流れ鳥|啼き蒼空のはて地に垂るる野にまきぬ。
国木田独歩 詩想 青空文庫
又遇ふとは恨の井戸を深く掘りなして 若水くむなり」とか云ふ句を處々聞きながら默つて首を下げて居た。
有島武郎 半日 青空文庫
――起きるなり、水を汲みあげて腹いつぱい飲んだ、それは若水であり、そして酔醒の水であつた。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
一時、伊那町着、あちらで訊ね、こちらで訊ねて、やうやく若水居をたづねあてた、荷物――といふほどのものでもない――だけは預けて置いて、女学校に若水君を訪ねる、初対面だが初対面らしくもなく。
昭和十四年 旅日記 青空文庫
“いろ/\”私の旅とお産――淡々居、阿弥坊居、折嶺居、そして若水居。
昭和十四年 旅日記 青空文庫
┌塩原本家 軸、屏風、短冊└塩原新家 愛瓢・ぶらぶらぬけさうな歯をつけて旅をつゞける・わが旅のつゞくほどに|お産のつゞき五月四日 晴、若水居。
昭和十四年 旅日記 青空文庫
若水居のしたしさ、若水君その人のあらはれだ。
昭和十四年 旅日記 青空文庫
若水君ありがたう、皆さんごきげんよう、伊那よ、さよなら、――七時出立。
昭和十四年 旅日記 青空文庫
作例 · 標準
元旦の朝、その年初めて井戸から汲む水は「若水」と呼ばれ、神聖なものとされる。
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母は昔からの習慣で、元日の朝一番に若水を汲んで神棚に供える。
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茶道では、若水を使って新年最初の釜をかける「初釜」という行事がある。
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若水(わかみず)とは、往古、立春の日に宮中の主水司から天皇に奉じた水のもとを指した。後に元日の朝に初めて汲む水、井戸から水を汲んで神棚に供えることを指すこととなった。若水をハツミズ、アサミズと呼ぶところも存在する。

出典: 若水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0