円匙
えんぴ異読 えんし
名詞多音語
標準
small shovel
文例 · 用例
「……もっと、もっと、円匙と、つるはしを持って来い。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「僕の四十四歳の肉体は肉体としても十分使用にたえること、毎日六時半に出発して四時半にかえる迄、その間10分,10分,20分,10分,2時半、10分の休みあり――円匙十字鍬をふるい、モッコをかつぎ、トロッコを押して決して他の兵隊に劣らない。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
このへんは、地球上のどこだか分るだろう」 おじさんは、えんぴつを手にもって、画面をさした。
— 海野十三 『洪水大陸を呑む』 青空文庫
」と、めがねをはづして、ねずみさんに、わたさうとしましたら、ねずみさんは、それはそれは、ちひさくみえましたが、なんだか、とても、りかうにみえましたので、どうしても、「これ、ぼくのえんぴつととりかへつこしようや。
— 村山籌子 『ゾウ ト ネズミ』 青空文庫
それをひろげてみると、はたして、えんぴつで走り書きの数行の文章がしたためられてあった。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
「じゃ、えんぴつを買ってわけてください。
— 小川未明 『赤土へくる子供たち』 青空文庫
「じゃ、えんぴつを買ってわけようよ。
— 小川未明 『赤土へくる子供たち』 青空文庫
石がきの穴には戦災証明書や、えんぴつなどがさしてあった。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
作例 · 標準
斥候隊の兵士たちは、野営地を設営するために背嚢から円匙を取り出し、手際よく排水溝を掘り始めた。
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ぬかるみにハマった車のタイヤを助け出そうと、トランクに積んでいた折り畳み式の円匙を必死に動かした。
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「この円匙、親父が昔使ってたやつなんだ。錆びてるけど、まだ現役で土を掘れるぜ」
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